ウサギ&カンガルー以外の全肉魚や大豆などがアレルギーの鈴のカイカイはなんとかならんもんかと藁にもすがる思いでデュッセルドルフにある漢方獣医さんに診ていただいてきました。
どうやら大人気の獣医さんらしく、本当は予約を取るのも難しいみたいなのですが、ラッキーなことにスルッと空き時間がでたようで電話をした翌週にはすぐに診て頂けることになりました。
仕事の後に若旦那と一緒に出勤していた炭鈴と現地待ち合わせ。
炭鈴: あ、sissiちゃんだー。お疲れ〜。
先生は漢方獣医さんとは言え、アジア系の方ではなくドイツ人のおじさん先生でした。とても優しい方でまずはおパグ達をオフリーシュにして、炭鈴が落ち着いてリラックスできるまでじっくり待ってくれました。
診察室には東洋医学獣医さんらしく動物版の経絡人形 が置いてありましたよ。
オフリーシュにした途端、早々おっきい方で粗相する鈴。_| ̄|○
診察室がくさいよ。。。
それでも先生はこれぞチャンスとウンPの状態を観察!
そして臭いおパグの毛の間を掻き分けて先生自らの鼻をくっつけて臭いを嗅いでチェック!!
さらに臭いおパグの耳の中にも鼻を突っ込んでチェーック!!!
感動しました。。。いきなりおパグにここまで体当たりで尽くしてくれた先生は初めてでした。(≧∀≦)
さて、肝心の診断結果は驚きの内容でした。
すずの普段の行動を事細かに聞いてくださった後、先生のターゲットはなんと鈴ではなく若旦那に!Σ(゚д゚lll)
若旦那の目を見て、「あなた身体に熱が篭ってて夜は痒みで寝られないでしょ?その目だといつ心臓発作起こしてもおかしくないねぇ。特に頭が熱くない?」
人間が動物の毛でアレルギーになるのはよく聞きますが、逆にペットが飼い主から病の「気」をもらうことも普通にあるんだそうです。
鈴が若旦那アレルギーなわけではありませんが(笑)、鈴の病状は若旦那からやって来ている可能性が大。鈴の頭にも若旦那と同様に熱が篭っているので頭を冷やす漢方薬を処方して下さいました。
結局、30分ほどの診察時間中、ほとんど若旦那の診察でした。(爆)若旦那にも漢方薬を処方したいけど獣医なのでそれは許されないと言うことで、先生の知り合いの人間用漢方医さんを紹介していただきました。
一方の鈴は診察が終わる頃にはすっかり先生が好きになって足元にベッタリ。(=´∀`)
ルンルンで診察室を出た鈴は病院の前でまたもやウンP。(苦笑)
炭も鈴も一通り用を済ませて駐車場に行くと病院の裏口から先生が愛犬と一緒にお見送りに出て来てくれました。
先生を見つけた鈴は大喜び。(*゚∀゚*)
素敵な獣医さんに出会えて飼い主も炭鈴もハッピーですが、この翌日から漢方投薬の試練が始まりました。
人間でも漢方薬なんて苦くて嫌ですもんね。匂いに敏感な犬なんて尚更嫌でしょう。
頭を冷やしてくれると言うこのお薬は始めの四日間はスプーンに三分の一を1日2回。五日目から四日間は三分の2、そしてその後は一杯と徐々に量を増やしていきました。
タイミング悪く処方1日目はミュンヘン旅行初日。
旅行中はドライフードで通そうと思っていましたが急遽缶フードも持参決定。(T-T)
やはり初めの何回かは漢方入りの餌を食べさせるのに色々と工夫が必要でしたが、今ではだいぶ慣れてくれました。
それでも美味しくない餌だけを食べるのは可哀想なので、一回の餌を二つに分けて、1回目は漢方入り、2回目は普通の美味しい餌をあげています。
気になる漢方薬のお値段は約90ユーロ(約一万円)。保険は効かないみたいですが、ダメ元で申請だけはしてみようと思います。
それより今後の若旦那の漢方のほうが高くつきそうで怖い。。。
若旦那は実は色々と他のお医者さんに行っていてまだ漢方医にかかる余裕はないのですが、本人は行く気があるようで、いつか漢方で若旦那の体質改善が進み、鈴も一緒に改善するのかどうか楽しみです。