チンクエテッレから列車に揺られて再びミラノに戻って来ました。3ババがそれぞれの国に帰るまで丸一日時間があり、ミラノはただの乗り換え地点ではありましたがタップリと観光を楽しむことができました。
ミラノのホテルはミラノなのに何故か「ニューヨーク」という名前のホテル。(笑)古いホテルでしたが旅費を節約したい人には価格良し、立地良しなので悪くはないと思います。
チェックイン後に観光の目玉、ミラノ大聖堂・ドゥオモに向かうべく中央駅の地下鉄の切符を買っていた時の事、事件勃発!
ヨーロッパではお馴染みですが、ミラノにも沢山のジプシーがいて、券売機でまんまと50ユーロ札をすられてしまったのです。その手口がまた巧妙!
ジプシーの窃盗グループは券売機の辺りでいつも2人一組で行動しているようです。券売機には50ユーロ札OKの表示があったので50ユーロ札を出して券売機に入れた瞬間、一人が券売機の前に立ちはだかって「切符の買い方教えてあげるからお駄賃ちょうだい」と言います。
我々は切符くらい自分で買えるから「ノー!」と言いましたが、頑として券売機の前を動きません。なんでこの人どかないんだろう???と我々が不思議がっていた瞬間が犯行の瞬間だったようなのです。
ジプシーは元々この券売機は50ユーロ札を受け付けないと知っていたらしく、機械がお札を吐き出す瞬間を待ち構えていたのです。ジプシーが券売機からどいた時にはまだ販売機の画面には「入金は19ユーロまででお願いします」と表示したまま。我々が「あーそうなのか、今日は50ユーロ札は受け付けないんだ。じゃあこれから50ユーロ札が戻ってくるのね」などとのんきに思っていた時にはもうジプシーがお札を抜き取って逃げた後だったのです。
もちろん、待てど暮らせどお札など帰って来ず。ジプシーが窃盗した瞬間を見たわけではなかったので機械の故障の可能性もあるかと駅のサービスカウンターで申し込みをしましたが、もちろんお金は返ってきませんでした。(泣)サービスカウンターのおじさん曰く、切符は券売機で買っちゃダメ、キオスクで買いなさいと。んなもん知らんがなっ!
気を取り直してドゥオモの駅に到着。ラッキーなことにこの日はラジオ・イタリアのコンサートリハーサルをしていて荘厳なドゥオモをバックに素敵な音楽を聴くことができました。曲目はトゥーランドットのネッスンドルマ♪
思わず、以前トリノのオリンピック会場前ですずやんと一緒にイナバウアーしたのを思い出してしまいました。(爆)
さて肝心のドゥオモですが、中に入るのに非常に苦労しました。まず入場チケット売り場まで行ってチケットを買わなければいけません。待ち番号をひいてひたすら待ちます。30分くらいは待ったでしょうか。。。
チケットを入手した後のセキュリティチェックが一番の難関でした。何が厳しいってテロリストチェックよりもエロリストチェックが厳しい。神聖な教会に入るので、肌の露出は極力避けなければいけないのです。
白いテントが肌の露出コントロールの関所。
肩出しタブー、脚出しタブー!それを知らなかった我々はノースリーブ&短パンでやって来てしまったのでもちろん入場不可。友人は手持ちのスカーフで脚&肩を覆い、sissiは友人が持っていたユニクロのジャンパーをエプロンのように腰に巻き付けました
つまり、太ももの裏側は露出したまま。ということでエロリストチェックのおじさん門を通過する際、おじさんに後姿を見せない様にカニ歩きで通過・・・見事ミッションインポッシブル成功しました。(‘◇’)ゞ
ただ、通過した後に気が付いたんですが、巻いた後にジャンパーのチャックを閉めればちゃんと後ろも隠すことができました。(;^ω^)
と言うわけで、エロリストにならずに済んだsissi達は更に銃を持った兵隊さん達にテロリストチェックを受けて晴れてドゥオモ内に入ることができたのでした。
ドゥオモの屋根にも登りましたよ。
そして有名なアーケード、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに移動。
そこで給水&ジェラートタイム☆
長蛇の列に並びましたが、空港内にも同じお店があってそちらは比較的空いていました。
タップリ観光した後はホテルのあるエリアに戻って腹ごしらえ!と、どこでもご飯が美味しかったチンクエテッレのノリで適当にその辺のレストランに入ってみたら、これが全く美味しくなかった。。。(;_:)
食事後によくよく周りを見回してみるとやたらと中国人のお客さんが多くて何だろうと思っていたら、イタリアにあるイタリアンレストランなのになんとオーナーが中国人だった!(でもウェイターはイタリア人。笑)ある意味とても感動しました。日本で外国の方がお寿司屋さんを経営するようなもんですもんね、その度胸はアッパレです。
この日は3ババ旅の締めくくりということで、遅くまで真面目に(?)語り合いちょっぴりとシンミリした夜を過ごしました。
翌朝、ホテルで朝食を済ませた後はまずオーストリアの友人が去り、スイスの友人が去り、一人残ったsissiは飛行機が出る夕方まで再びミラノ観光に出かけました。
ニューヨークホテルの朝ごはん。品揃えは素朴だけどとっても美味しかった〜☆
この日は限られた時間で見どころをパパッと見まわるべく、観光バスに乗り込みました。
やはり一番の名所はドゥオモですが、他にも環境マンションの緑タワー、巨大な記念墓地やスカラ座、スフォルツェスコ城などいっぱい見どころがありました。
再びドゥオモ
緑のエコマンション
スフォルツェスコ城
スカラ座
記念墓地
かれこれ15年以上の付き合いになる3ババですが、一緒に旅してこんなに濃厚に語り合ったのは初めてでした。貴重で楽しい時間をすごせて本当に幸せでした。
そしてイタリアがますます好きになりました☆