2017年9月10日のプラハ旅行記の続きです。
午前のプラハ城ツアーを終えてお昼ご飯を食べた後、一旦休憩のためにホテルに戻りました。
旅の間運転しっぱなしだった若旦那はクタクタでベッドに入ってすぐに熟睡。sissiの両親も晩御飯の時間までゆっくり部屋で休憩。
sissiも寝ようかと思ったんですが、プラハ城の歴史が気になってネットサーフィンをしていたら、実はプラハはユダヤの歴史がぎっしりと詰まった街だということがわかり、なんとなく気になり始めました。実は以前に何度かプラハに遊びに来た時にもユダヤ教のシナゴーグ(礼拝所)の案内が出ていたりして気にはなっていたのですが観光したことがありませんでした。
そこで大いびきをかいて寝ていた若旦那をホテルに残してお一人様観光~♪( *´艸`)
まずはトラムに飛び乗って昔ユダヤ人地区であったエリアへ。このJosefovというエリアはかつてのユダヤ人ゲットーだったそうです。
ユダヤ地区は今は高級ブランドのお店が並ぶ綺麗な界隈です。
こちらはプラハのユダヤコミュニティーの中心的なエリア。この手前の建物はシナゴーグ。時計のある建物は歴史あるユダヤ人集会所があるそうです。
このシナゴーグはゴーレム伝説の発祥地。ゴーレムは泥人形の人造人間なんですが、ユダヤ教の奥儀中の奥儀にゴーレムを作る秘儀があるそうで、中世にこのエリアでユダヤ人が自分たちを守るために作ったゴーレムは夜な夜な町で暴れていたそうで。そのゴーレムは今でもこのシナゴーグの屋根裏で眠っているんだそうです。
ゴーレムが眠るシナゴーグの前にはユダヤ人墓地があります。ユダヤ教ではお墓を動かしてはいけないという決まりがあるそうで、その為新しいお墓を古いお墓の上に作り上げていくのでこの写真のように高い場所までお墓の位置が上がっています。
墓石はこんなにギッシリ!ゴーレムの生みの親、ラビ・レーフのお墓もギュウギュウ詰めの状態でありました。
満員電車並みの混み具合。。。
文化の違いってやっぱり面白いですね。日本人の感覚だと移動させるよりもこんな風にギュウギュウのお墓を作るほうが悪い気がしちゃいます。(;^_^)
シナゴーグやユダヤ博物館にも入ってみました。写真左下辺りに映っている茶色の扉がチケット売り場になっているのですが、ここで買ったチケットでユダヤ人地区中にあるシナゴーグ、お墓、博物館などを廻ることができます。
まずはチケット売り場の建物の中にある展示物を見学。
お次はお墓から少し離れた場所にあるスパニッシュシナゴーグに向かいます。
綺麗な建物の並ぶエリアで馬車も走っていましたよ。
スパニッシュシナゴーグの前にはカフカの像が建っていました。
スパニッシュシナゴーグの内部はとっても豪華。
ここにも色んな展示物がありました。とても面白かったのだけれど、あまりいい気分になりませんでした。。。この他のシナゴーグや資料館も廻りましたが、この地区でもユダヤ人が虐殺される歴史が何度も繰り返されていたのがわかると勉強にはなってもやっぱり楽しい気分にはなれませんね。
ユダヤ地区巡りを終えて、今度はトラムでカレル橋の近くまで行ってみました。
川沿いを歩いていたら、川に浮かぶ船のレストランを発見。素敵な雰囲気だったので晩御飯をここで食べようと若旦那&両親に提案♪
観光地のこういうレストランって美味しくないところが多いと思うんですが、このレストランは当たりでした。美味しくてサービスも良くて雰囲気が最高でした☆
レストランを出て、川沿いをプラプラしながら夜景を楽しみました。
お昼に訪れた広場も夜は雰囲気がガラリとかわります。
とても素敵なライトアップ。充実した一日でした。
両親にユダヤ人地区観光の話をしたら、両親もぜひ行ってみたいとのことで翌日は両親ともう一度ユダヤ人地区を廻ってきました。若旦那はその間チェックアウトの14時までめいっぱい熟睡。
そしてプラハを後にしてまたドイツに戻りました。次の目的地は旧東ドイツのドレスデンです。